2026年10月23日(金)、東京・麻布台のフレンチレストラン「OREXIS(オレキス)」で、カレラ バックヴィンテージディナーを開催しました。
Wassy’sにとって初めてとなる東京でのワインイベント。
おかげさまで10席満席での開催となりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
この日の主役は、1988年から2005年までの熟成カレラ5種類と、OREXISがこの日のために仕立ててくださったスペシャルコース。
1988、1990、1998、2005。
年号だけを見ると歴史の授業のようですが、すべて今回開けたワインです。
しかも、こちらは飲みながら学べます。
乾杯から、熟成カレラの世界へ
乾杯は、シャンパーニュ「コエソン ピノ・マニア」から。
グラスを交わした後は、今回の企画背景や、カレラのセラーで保管されていたライブラリーワインの来歴をご紹介しました。
今回の熟成ピノ・ノワールは、すべて375mlのハーフボトル。Wassy’sでは仕入れ前に複数のヴィンテージを試飲し、状態や熟成の表情、畑ごとの個性を確認してきました。
ただ「古くて珍しい」だけではなく、今、実際に飲んで楽しんでいただきたい。
そんな思いを込めたラインアップです。
最初のカレラは、熟成した白ワイン
カレラのスタートは、マウント・ハーラン ヴィオニエ2005年。
洋梨や白桃のコンポートを思わせる香りに、時間を重ねた丸みのある果実味。赤ワインの印象が強いカレラですが、熟成した白ワインにも、じっくり向き合いたくなる魅力があります。
合わせたのは、ブルターニュ産「銀の鴨」のガランティーヌ。
まずワインをひと口。料理をいただいて、もうひと口。
ワインだけで飲んだときとは違う表情を探しながら、ゆっくりとディナーが進んでいきました。
28年、36年、38年。それぞれの時間を飲み比べる
続いて登場したのは、リード ピノ・ノワール1998年。
収穫年から28年を経た2026年。繊細さと、ワイン全体を支える酸のバランスが印象に残る1本でした。
若い頃の評価だけでは、熟成後の姿までは分からない。実際にグラスへ注いでみるからこそ出会える面白さがあります。
そして、この夜、最も古いヴィンテージがセレック ピノ・ノワール1988年。収穫年から数えると、38年です。
最初の印象だけで決めず、料理を楽しみ、会話を交わし、少し時間を置いてもう一度グラスへ。
「今、この瞬間」だけでなく、時間とともに変わる表情まで楽しむ。
同じボトルの変化を、同じテーブルで共有できることも、熟成ワインの会ならではの醍醐味です。
同じ1990年。畑が変わると、どう違う?
今回の大きな見どころのひとつが、ミルズ1990年とジェンセン1990年の比較でした。
生産者も同じ。
ブドウ品種も同じ。
ヴィンテージも同じ。
注目したのは、畑による個性の違いです。
凝縮感と奥行きを感じさせるミルズ。華やかな広がりと、幾重にも重なる熟成香が印象的なジェンセン。
それぞれのグラスを行き来すると、同じ1990年でも異なる表情が見えてきます。
好みの1本を選ぶ楽しさに加えて、「どうして、こんなに印象が違うのだろう?」と考える楽しさも。
36年という時間を重ねた2つの畑を、目の前で比較する。なかなか一人ではできない、贅沢な飲み比べになりました。
いつもの関西開催より、少しアカデミックに
今回、いつもの関西での開催との違いとして感じたのは、少しアカデミックに、ワインを深掘りしていく楽しさでした。
おいしいと感じた、その先へ。
畑の違い、ヴィンテージの背景、熟成による変化へと、話が広がっていきます。
解説を聞いてから飲み直すと、さっきとは違うところに目が向く。ほかの方の感想を聞くと、もう一度確かめたくなる。
そうして自然にグラスを行き来しながら、会話も深まっていきました。
もちろん、難しい顔で黙々と飲む会ではありません。
よく飲み、よく話し、気になったことは聞いてみる。
和やかな雰囲気の中に、知る楽しさがぎゅっと詰まった時間でした。
OREXISの料理で、もう一度ワインが楽しくなる
この夜の楽しみは、ワイン同士の比較だけではありません。
OREXISの料理をひと口いただいた後、もう一度同じワインへ戻ると、香りや果実味、酸の感じ方にも目が向きます。
アワビのプロヴァンス風ソースや肝の旨味と、熟成したピノ・ノワールを合わせる時間も、そのひとつ。
料理とワインを交互に味わいながら、組み合わせによる変化を確かめていただきました。
ワインを飲んで、料理を味わって、またワインへ。
気づけば、グラスに戻る回数が増えている。
そんな往復が楽しいディナーでした。
この日の熟成カレラに寄り添う料理とサービスで会を支えてくださったOREXISの皆様にも、心より感謝いたします。
気に入ったワインを、ご自宅でも
当日は、気に入った対象ワインを参加者限定の特別価格でご購入いただける販売も行いました。
会場の注文票では、合計18本のご注文をいただきました。さらに、後日LINEでの注文をご希望の方も。
実際に味わい、料理と合わせ、ご自身の好みを確かめてから選べるのも、この会の楽しみのひとつです。
ディナーで出会ったお気に入りを、今度はご自宅で開ける。その先にも楽しみが続く会となりました。
初めての東京開催。また、ご一緒しましょう!
大阪・四天王寺で1999年にカリフォルニアワイン専門店として誕生したWassy’s。
初めての東京開催を満席で迎え、熟成カレラを囲んで皆様とじっくりお話しできたことは、私たちにとってもうれしい一歩となりました。
ご参加いただいた皆様、改めまして、本当にありがとうございました。
そして、今回はご参加いただけなかった皆様へ。
熟成ワインは、同じ銘柄、同じヴィンテージでも、開ける時期やボトルによって出会う表情が変わります。その日に集まった方々との会話や料理も含めて、一度きりの楽しさがあります。
次に東京で開催するときは、ぜひ同じテーブルへ。
おいしいワインを楽しみたい方も、もう一歩深く知りたい方も。
次はぜひ、一緒にグラスを傾けましょう!
Wassy’sでは、これからも東京でワインイベントを企画してまいります。今後の開催情報は、Instagramやイベント情報専門LINEでご確認ください。
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