シャルドネmeetsヴィオニエ??!南フランス発の珍・美味ワイン!

皆さま、ボンジュール!
寒い寒いここ大阪へ、聞くからにぬくそうな南フランスの地中海あたりから、面白ワインが届きました。
IMG_1522.jpg
ノヴェラム シャルドネ 2015
¥1,650 税抜
ワッシーズではスタッフ皆で試飲をして、入荷アイテムを決定します。
お客様と同じ目線でワインと向き合うべく、あえてブラインドテイスティング(価格などワイン情報を伏せての試飲)で
そのワインの素直な印象を発表し合うことも多いんです。
このワインも、ブラインドで登場。
以下、その時の我々の会話↓↓
スタッフその1:「トロピカルフルーツの華やかな香りで、高級感あるっ!これ結構、高いワインちゃいます?」
スタッフその2:「香りは派手めやけど、飲むと案外スッキリ♪柑橘の皮っぽいホロ苦な後味もイイ。3,000円台だったら嬉しいけど、もうちょっとしそうかな~。。」
スタッフその3:「エチケットも高級感醸してますしねえ。ちょい高めでも、ギフト用には喜ばれるかも~」
えらい人:「コレ、1,650円です(大外しやで、キミら)。」
スタッフ:「えーーーー!!!
…本当にびっくりしたんです。絶対、高めのワインやと思ったんです。
めちゃ華やかな香りなのに、
キリーッと気持ちよく、程よい果実の味わい
なんです。
…なんでなん?
その答えが、今回のタイトル「シャルドネmeetsヴィオニエ」。
…え?ブドウ品種がブレンドされてるってこと?
それが違ったんですよー!
少ーしだけ専門的なことなんですが、ワイン造りには「澱(オリ:製造過程で出るブドウ由来の濁りや沈殿物)に触れさせて、その風味を移す」というテクニックがあります。
例えばフランスのミュスカデや日本の甲州など、シンプルでキリっとした印象の品種によく使われ、味わいの複雑味や旨みを引き出す役割を果たしています。
今回のワインは、その応用編。
スッキリ代表のシャルドネ種でワインを造る過程で、華やか代表のヴィオニエ種の澱に触れさせているのです!
これこそが、香りと味わいのギャップの秘密だったのです…!
わざわざ面倒くさいことしはったな~と思わなくもないですが(失礼)、そのおかげで
デイリー価格ながら複雑で高めな印象のワインができてます。
さあ、皆様もご自宅で、「なーなー、このワイン幾らやったと思う??当ててみて」をやりましょう。
レジ前の目立つところに置いてます、ゼヒご指名くださいませ!
今回のブログは、「このフルーティーな香りにはソースとんかつ?」と今夜の献立が決まった北村がお届けしました☆

タイトルとURLをコピーしました