個人的な気持ち全開のタイトルですみません。
こんにちは、ワッシーズの重枝@中之島店です。
ドメーヌ・セリーヌと並んで、
オレゴンでたった2つしかない5ツ星ワイナリー、
ケン・ライト・セラーズより
オーナーのケン・ライトさんがご来店下さいました!
本っっ当にすごいワイナリーさんなのですが、
ケンさんは気さくでフレンドリーで
目が合うとにこっとしてくれる素敵な方でした
さてさて、今日はスタッフセミナーでしっかりオベンキョウしたので
ちょっと詳しくブログを上げてみようかな。
ややマニアックな話になりますがご容赦くださいませ <(_ _)>
↑セミナー中
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ケン・ライト・セラーズのワイン造り
それは「テロワールが全て」!
土壌、気候、そして作る人。
この3つが揃って初めて、その土地にしかできないものができます。
それがテロワール。
~土壌~
オレゴンの土壌はとってもユニークで、
海洋性体積土壌と火山性土壌が入り組み
ブルゴーニュのように畑によって違った顔を見せてくれます。
海の土壌は痩せているので
ブドウは物凄く頑張らないと育ちません。
その分、ブドウ自身のパワーを感じる強いワインになります。
火山の土壌はとっても肥沃。ミネラルもしっかり。
ブドウは放っておいてもワサワサ育ちます。
その分手を掛けてあげると、クリーンかつミネラルの旨みたっぷりのワインになります。
~気象条件~
畑が東向きだと優しい朝の光を浴びた優しいワインに。
西向きだと強い西日を受けて、ブドウの皮が厚くなり
しっかりとしたタンニンの熟成向きワインになります。
~樹齢~
樹齢も大事。
表面の土の更に下、土台となる母岩の部分まで根が伸びると、
土壌の豊富なミネラル分を吸収でき
旨みたっぷりのワインになります
こ、細かい!
ですが、そういった細かい違いを表現しているのがケン・ライトのワインたちなのです!
こういう話、大好き。
セミナーでは、畑の違う4種類のピノノワールをテイスティング。
印象的なラベルです。
・グアダルーペ ヴィンヤード・・・海洋性土壌、南向き
・サヴォイア ヴィンヤード・・・海洋性土壌、南東向き
・カーター ヴィンヤード・・・火山性土壌、西向き
・カナリーヒル ヴィンヤード・・・火山性土壌、東向き
どれも2010年。
涼しい年だったため酸が豊富で、熟成にも向いています。
1991年は同じような涼しい年だったそうですが、
飲み比べてみると90年代のワインの中では一番良かったよ!って
グアダルーペとサヴォイアは
香りが凄かったです。
お花やいろいろなスパイス、複雑な香り。
カーターとカナリーヒルは
旨みが凄い。
ミネラルたっぷりで、口の中での存在感が違いました。
西向きのカーターに比べ東向きのカナリーヒルは
優しくて柔らか。
逆にカーターはタンニンも酸もミネラルもしっかりしていて
熟成させたらもう物凄く美味しいだろうと思わせる感じでした。
どれも感動的に美味しかったです。
ケンさん曰く、5年以上、8年くらい熟成させたら
もーっと美味しくなるそう
楽しみですー!
長くなってしまいましたが、
お付き合いいただきありがとうございました。
ときどきやってるスタッフセミナー、
こんなこと教わってます笑
最後に一枚。
ケンさん、本当にありがとうございました!