【イベントレポート】3/4(水)Six Cloves来日ディナー

ワイン会・イベントレポート

2ト2トントラックを飛ばして救った、奇跡のワイン。

Six Cloves 来日ディナーの全貌

「美味しい」の先にある、震えるようなドラマを知っていますか?

2026年3月4日(水)大阪・靱本町の中国料理店
中国菜シンペイ」さん にて、
カリフォルニアで注目を集める日本人女性醸造家
平林園枝さん(Six Cloves) を迎えた
スペシャルワインディナーを開催しました。

満席御礼。
急遽開放したカウンター席まで埋め尽くす熱気の中で行われたこの一夜。

そこにあったのは、
自然と向き合う醸造家の執念と、
料理でそれを受け止めるシェフの矜持が交差する、濃密な体験でした。


1.カリフォルニアの常識を覆す、ヴィンテージのドラマ

平林さんの造るワインは、
いわゆる“濃厚でパワフル”なカリフォルニアのイメージとは一線を画します。

この日、参加者の印象に最も強く残ったのは、
同一畑のシャルドネによる垂直テイスティングでした。

Linda Vista Vineyard

・2022
・2023

同じ畑、同じ品種、同じ醸造家。
それでもグラスの中には、全く異なる物語がありました。

2022年は、8月末に40度を超える猛暑。
極限状態の中で早期収穫を決断。

一方、2023年は理想的な冷涼気候。

結果として、

・2023年 → キレのある酸と透明感
・2022年 → 逆境が生んだ凝縮感

という、対照的な表情に。

ワインが農産物であることを、
これ以上なく体感する瞬間でした。


2.泥まみれで救い出した「奇跡のジンファンデル」

この日のハイライトのひとつが、
Castanon Vineyard Zinfandel 2022

このワインには、忘れられないストーリーがあります。

収穫直前、カリフォルニアを襲った大雨。
ブドウが腐敗する寸前の危機。

そのとき平林さんは、
自ら2トントラックを借りて畑へ向かい、収穫を決断。

朝5時から泥にまみれながら収穫を行い、
ワイナリーに運び込んだ直後、本格的な豪雨が到来。

まさに、ギリギリで救われたブドウ。

グラスから立ち上るプラムやナッツの香りには、
その時の“生命力”がそのまま刻まれていました。


3.中田シェフが仕掛けた「旨み」の設計

このワインを受け止めたのが、
中国菜シンペイの中田真平シェフ。

無化学調味料を軸に、
発酵や柑橘のニュアンスを巧みに使い、
ワインとともに完成する料理を構築します。

印象的だったマリアージュ

・ホタテ貝柱 × 土佐文旦 × 菜の花
 → シャルドネの酸と共鳴し、春のような広がり

・ピータン × ピノ・ノワール
 → 全房発酵の複雑な旨味と重なり、新しい発見

・上海風豚バラ肉のロールキャベツ
 → ジンファンデルの力強さを包み込むフィナーレ

料理とワインが互いを引き立て、
単体では成立しない「完成形」が生まれていました。

 


次の「物語」を、一緒に味わいませんか?

ワインは、単なる飲み物ではありません。

造り手の決断、
その年の気候、
料理人の技術。

それらが重なったとき、
一杯のグラスは「体験」に変わります。

「なぜ、このワインを飲むのか」

その答えは、
言葉ではなく、グラスの中にあります。


今回ご参加いただけなかった皆様へ。

Six Cloves のワインがなぜ人を惹きつけるのか。
その理由は、まだまだ語り尽くせません。

次回開催の際は、ぜひその一席を。
記憶に残る一夜を、共に体験していただければ幸いです。


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